会長からのメッセージ

年頭のご挨拶

 子年を迎え、全国単位司政連所属会員の皆様に対し、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。本年が司法書士制度にとって飛躍する一年となることを祈念致します。
昨年の暮、12月7日に司法書士制度推進議員連盟の総会が開催され、一年の活動の総決算の場を持つことが出来ました。又、この総会において、司法書士制度にとって、次を目指すための糧と力となる決議をいただき、大変心強く感じております。

昨年度は、懸案課題の解決に向け、一定の成果をおさめることができました。その原動力は議連所属議員の先生方のご尽力と日司連と日司政連との強い連携を構築しながら組織が一体となって活動したことの結果であったと思います。

又、前門に弁護士増員問題、後門に商業登記開放問題を抱えての一年でもありました。その様な中で、司法書士の責任と権限の確立を求めた「不動産登記法」の改正に向けた運動がありました。

平成19年度の当政治連盟の運動方針に掲げた事項の内、同時履行堅持のための政省令改正事項については、前進を勝ち取り、具体的な成果を手に入れる事が出来ました。次は、改善策にとどまらず、「不動産登記法」の抜本的改正に向け準備していく必要があります。

一定の制度基盤が確立され、専門性と権限が高まり、職責が加重された舞台が用意されようとしています。そして、国民の司法書士制度への信頼は、私達、司法書士がその舞台を目一杯活用し、実績を示すことにより確かなものとなります。登記実務の現場は、従来型の保守的受身的な対応ではなく、責任と権限を正面に据えた業務姿勢を持った司法書士が舞台の中心となる時代になりました。

政治連盟は、時を越えて司法書士制度が生き続ける為に、中核業務の専門性、専権性の堅持を訴え続け、行動して来ました。そのために、司法書士の権限と責任の明確化と法制化が不断に求められます。申すまでもなく、商業登記開放問題に対しては、不退転の決意で、不同意の姿勢を貫いて参りました。そして、我々の主張が徐々に理解され、議連国会議員のご尽力があり、昨年末に一応の決着を見ることができました。今後、司法書士が「新会社法」の下で、業務価値を高め信用を継続することが尚一層求められます。

本年度、日本司法書士政治連盟は、
一、司法書士の責任と権限の強化に基づくオンライン化の促進
一、司法書士法律相談権の確立
の二本の柱を最重点課題として取り組んでゆく所存です。
この二本柱についても、第36回の飛翔速報版でご案内のとおり、57名の国会議員本人及び法務省担当課長・係長も出席の議連総会において実現に向けての決議がなされ、大きな第一歩を踏み出すことが出来ました。
しかし、法律相談権の確立に向けては、現実問題として、日弁連という大きな壁が立ちはだかっています。

私達は、弁護士制度への同化、訴訟代理権の拡大に、司法書士の将来像を見据えておりません。中核業務を深化させながら、本人支援型、非訟型の法律職を目指して行くことに理解を求めたいと思います。訴訟代理業務が基本的に弁護士の専権であることには、国民も理解を示す一方、法律相談についてまで弁護士の業務独占とすることには、大半の国民は否定的であると思います。国民の為の司法アクセス、司法サービスの充実の視点からも、法律相談については司法書士もその一翼を連携して担うべき分野だと考えます。日常の実務ではそうでなければ対応できないのが現実です。日弁連には、大きな見識と度量を期待したいと思います。始動した法テラス、ADRに魂を入れ、充実を図ることが国民に対する両団体の責務だと考えます。間違っても、参入、侵害といった職域問題に矮小化することはお互いに避けなければなりません。そして当然、我々には団体としての主体性、規範、規律の確保が課せられます。又、自主自立のある組織づくりを着実に進めていくことが必須課題となります。
この間、逆風に耐え守勢に徹しながら、活路を求める時代が続きました。規制改革の嵐が静まった今、自らの力で国民のための制度改革を推進してゆく時期に入ったと思います。適者生存、時代適合の実情と自力で向かい合って行かなければなりません。司法書士制度にとっても、試練と進化の時代は続きます。私達政治連盟は、司法書士制度改革の先導役の任を再確認し、今年も全国単位司政連と一丸となって仕事をしていく所存です。

新春にあたり、全国単位司政連所属会員に対し、政連活動への力強い応援と、熱い連帯を切望して、私の年頭のご挨拶と致します。

平成20年1月吉日
会長  田 嶋 規 由

ホームページリニューアルに際して

 平素は、全国単位司政連所属会員の皆様に対しては多大なるご理解、ご協力を賜り誠に有り難うございます。

さて、かねてより会員の皆様から強い要望がありました日本司法書士政治連盟ホームページのリニューアルをこの度行う運びとなりました。日本司法書士政治連盟は、活動で得られた成果や情報を各会員の皆様にできるだけ速やかにお伝えする責任を負っております。そのため、あらゆる機会の場でまた飛翔速報版等様々な手段を講じて可能な限りその全容をお伝えする努力をして参りました。そのような中で、会員各位からホームページの更なる活用が叫ばれていたのが現状です。ともすると一歩通行に流れがちな情報が、キャッチボールをすることで有用な情報へと進化し、スピードや情報の質を伴って大きな仕事をすると言われています。どうか「意見の広場」等このホームページの情報交換ツールとしての機能も最大限に活用して、単位司政連の意見や情報をどんどん発信して戴きたくお願い申し上げる次第です。

また、新ホームページの新たな特徴として、日頃お世話になっております司法書士制度推進議員連盟の大多数の議員の先生方のホームページを一目瞭然に見ることができます。この機会に、全国の議連の先生方の日頃の活動に関心をお持ち戴ければ幸いです。

司法書士制度にとっての未来の種は、まさに現在の中にあります。私達政治連盟は、試練と進化の時代の司法書士制度改革の先導役の任を再確認し、全国単位司政連と一丸となって仕事をしていく所存です。全国単位司政連所属会員の皆様に対し、政連活動への力強い応援と熱い連帯を重ねて切望しご挨拶と致します。

平成20年7月1日
会長  田 嶋 規 由